岡山市の皆さんこんにちは!ALIVE constructionの佐藤勝彦です。
では、さっそくですが前回に引き続き業者選びの際に注意していきたいポイントについて説明していきたいと思います。
ポイント3
業者からもらった工事の見積り書は必ずしっかりと読み込むようにしましょう。
その際によく確認していただきたいのは以下の2点です。
- 業者に依頼することのできる作業内容は様々です。
伐採や抜根、植木の移送や植え替え、廃棄物の処理、土の埋め戻しなど依頼内容は人それぞれになるかと思いますが、これらの中でも希望している作業内容は見積書のどの部分に含まれているか確認しましょう。 - それぞれの作業内容の項目ごとに費用が高すぎる部分がないか、またその逆に安すぎたりしていないか確認しましょう。
「安い分には構わないのでは?」と思われるかと思いますが、費用が安すぎる場合には、作業工程のうちの一部を抜いていることや、工事によって出た廃棄物を不法に投棄する恐れなどがあります。
このように業者によっては本来必要とされている処理を適切に行っていない可能性がありますので注意しましょう。
ポイント4
見積書の内容を確認し検討をしていく中で、ポイント3の確認項目の他にも疑問に感じた点などが出てくるかとおもいますのでその都度きちんと確認していくようにしましょう。
この時の業者の対応が不親切な場合や、きちんとした説明がなされない場合には工事依頼の候補からは外していった方がいいでしょう。
3.庭木の撤去工事の一連の流れと施主様自身で工事を行う際の留意点
では次に、庭木の撤去工事とは実際にはどのような流れで行っていくのが適切であるのかを解説していきたいと思います。
また、「庭木の1本くらいなら自分自身で撤去作業できるのでは?」とお考えの方にも是非ご参考にしていただければと思います。
庭木撤去の流れ
庭木の撤去工事は以下のような流れで進めていきます。
- 伐採する方向の決定
まずはじめに、木を切ったときに倒す方向を決定します。
このとき、木を倒す方向には隣接する家屋を含め建物が建っていないか、通行人が通る可能性はないか、木を運搬する際にこの方向で支障はないか、植木のある場所は水平なのか斜面なのか、これらの現地の状況をしっかりと見定め、作業員が退避するためのスペースを確保したうえで木を倒す方向を判断していきます。 - 木の枝を切断する
たくさんの枝があると木が倒れる際に小枝や葉などが周辺に飛び散ってしまいますので、近くの建物や人に対して迷惑をかけてしまう恐れがあります。
そのため、可能な限り事前に木の枝を切断しておくのです。
そして、その際に地面の落ちた木の枝や周辺に置いてあるものなどはきちんと整理しておきます。
木が倒れた際の衝撃で周囲に飛び散ってしまったり、作業員がこれらのものにつまずいて転倒してしまうことのないようにすることが目的です。
③ 木を切り倒す
木の根元から近い場所にノコギリもしくはチェンソーを用いてくさび型(直角三角形)の切り込みを入れます。
この切り込みを入れる時の注意点が2つあるのですが、1つ目は木を倒す側に切り込みを入れること。2つ目の注意点としては切り込みの長さについてですが、細い木の場合は木の幹の直径1/4程度の長さに、太い木の場合は1/3程度の長さに切り込みを入れます。
木が傾き始めたら事前に確認しておいた退避場所にすぐに移動し、木が倒れるのを目視にて確認します。
*太い木の場合はこのほかに、反対側に切り込みを入れたり、くさびを差し込んだりして倒します。
しかし、このような工程を入れなければならないくらい大きな木の撤去を行う場合には、安全面のことはもちろん、スムーズに工事を進めるためにも専門業者に依頼することをお勧めします。
- 根を地中から掘り出す
木を切り倒した後は、地中に埋まっている木の根を掘り出していきます。 - 撤去後の木や木の根を処分する
撤去作業によって出た木や木の根をひとまとめにして廃棄処分します。
なお、家屋の解体工事を行う際には、着工開始日の1週間前くらいを目安に近隣住民のみなさんに解体工事を行う旨や工期の説明などを伝える為の挨拶を済ませておきます。
家屋の解体工事と同時進行で庭木の撤去を行う場合には、このことも含めて挨拶回りをすると良いでしょう。
しかし、家屋の解体工事とは別で庭木の撤去を行うといった場合には、少し手間に感じるかもしれませんがその都度近隣住民のみなさんに挨拶をしておくことで余計なトラブルを回避することが出来るでしょう。
このような点についても、庭木の伐採を依頼する業者との打ち合わせの際に事前に話し合っておくことをお勧めします。
施主様ご自身で庭木を伐採する場合の留意点
それほど大きな木でないようでしたら、専門業者に依頼せずともご自身で庭木の撤去を行うことも可能です。
では、その際にはどのような点に注意していけば良いのか解説していきたいと思います。
- 庭木の撤去に必要な道具を揃えましょう
・作業服
※切り落とした枝葉で怪我をしないように長袖、長ズボン(または防護ズボン)を着用しましょう。
・ヘルメット
・ゴーグル
・作業用手袋
・安全靴
・チェンソー
・ノコギリ
・スコップ
・はしご、脚立
・滑車
・ロープ
・ごみ袋
- 撤去作業は天気の良い日に行いましょう
雨の日の撤去作業には足元が滑りやすくなるなどの危険が伴いますので、必ず天気の良い日を選んで作業を行うようにしましょう。
また、足元が悪くなるだけでなく、木が雨水を吸うことで通常時以上に木の重量が増すため、撤去作業の難易度が増してしまいます。
また、費用面のことを考えても雨天の日の作業はお勧めできません。
伐採した木の処分をする際の費用は、処分する木の総重量によって決まりますので、なるべく乾燥した軽い木の方が処分費用の負担も軽くなるのです。
- 自分自身で撤去することが出来る木かどうか見極める
あまりにも太くて高さのある木の場合には、撤去作業は専門業者に依頼した方がいいでしょう。
自分自身で伐採することが出来る木の大きさは、地面から見た高さが3m、幹の太さは20㎝程度のものが目安であると一般的には言われています。
これよりも大きな木を撤去する場合には、高所作業の際の転落の恐れもありますし、作業工程が増えることによるミスの発生等のリスクや危険を回避するためにも専門業者に依頼することを強くお勧めします。
- 木を切る時は少しずつ
木の根元から一気に切断してしまうと、木が切り倒される際に枝葉が周囲に飛び散るので危ないです。
このような状況を回避するためには、まず初めに木の枝を切断しておくことが大切なポイントとなります。
庭木の高さのおおよそ2/3程度の位置から切り始めると、安全かつスムーズに伐採作業を進めていくことが出来ます。
- 木の撤去により発生した廃棄物は正しく処理する
木の伐採をすることによって、木の幹、枝葉、根などの廃棄物は必ず発生してしまいます。
これらの廃棄物は、適切に廃棄処分することが出来る状態に整えたうえできちんと処分しましょう。
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