アスベストを使った家屋の解体工事の注意事項や費用について ①

岡山市の皆さんこんにちは!ALIVEconstructionの佐藤勝彦です。


ひと昔前のビルや住宅などの建築資材として多く利用されていた素材で“アスベスト”という鉱物があることはご存知でしょうか?

そのアスベストですが、人体に悪影響を与えることがわかり、今では建築物への使用は禁止されています。

建物を建ててから年数が経過している場合、アスベストが使われていることも多く、そのような建築物を解体する際には、法律に則って解体工事を行わなければなりません。

そこで今回は、数日間に分けてアスベストを使った住居の解体工事の流れについて詳しくご解説致します。

具体的には解体工事にどのくらいの費用が必要なのかも紹介しますので、ご自宅の解体を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

まず、1日目の本日はアスベストとは何か。危険性や危険レベルについてご説明いたします。

アスベストとは別名で石綿とも呼ばれており、繊維状に形が変わった繊維状ケイ酸塩鉱物の総称です。

アスベストの成分となっている鉱石には、クリソタイルやアモサイト、クロシドライト(日本名で⽩⽯綿、茶⽯綿、⻘⽯綿)このような数種類があります。

アスベストは耐久性や耐熱性がとても良く、以前は住居の屋根や天井、壁、床などにも沢山使われていました。

実は住居だけにとどまらず、自転車の部品などにも多く使われていましたが、現在では人体に影響を及ぼすことがわかり、アスベストの使用は規制の対象とされています。

そのアスベストですが、実際にはどのような危険性があるものだと思いますか?

アスベストの危険性が問題視され始めたのは、1970年代突入以降のことです。

呼吸器官にアスベストが入ることによって、さまざまな病気の原因となることが研究により分かり始めたのです。

一度だけアスベストを吸い込んでしまったというだけで、すぐに症状が現れることは極まれですが、長い期間に渡って吸い込み続けることにより、咳や呼吸困難、肺がんなどの発症リスクが上がります。

そこで、危険であるとされているアスベストが使用された住居の解体工事を行うには、いかに安全に配慮するかが重要なポイントになってきます。

国土交通省によってアスベストを使った建築物の発じんの度合いに合わせて危険レベルを1〜3に分けられており、そのレベルに適合した解体工事を行うことが求められています。

明日はアスベストに関する法令や条例、アスベストを使用した家の解体工事の流れについてご説明いたします。

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