解体工事時の地中埋設物の解説⑦

岡山市の皆さんこんにちは!ALIVE constructionの佐藤勝彦です。

今回は、地中埋設物の撤去に伴うトラブルを避けるための信頼できる業者選びのポイントを解説したいと思います。

悪徳業者の手口

解体業における優良な業者とは

解体業者の中には少なからず悪質な業者も存在します。

悪質な業者は不当な高額請求をしてきたり、違法な工事を平然と行う恐れもあるので注意が必要です。安心して工事を任せられる業者を選ぶために、気を付けたいポイントを解説したいと思います。

必要な許可の有無

事業として、解体工事を行うためには建設業許可あるいは、解体工事業登録のいずれかが必要です。どちらも保持していなかったり、許可の期限切れや許可のエリア外での解体工事を行っていないかの確認が必要です。

マナーの遵守

解体工事は必ず騒音や振動を伴う大がかりな工事です。

近隣の方々とのトラブルを避けるため、挨拶や工期などの説明を行っているかを確認しましょう。また、工事に伴う安全対策の実施、対策内容についても業者の意識を図る意味では確認が必要かもしれません。万が一の時のために賠償保険に加入しているかも解体業者としてのマナーです。

廃棄物のマニフェスト

解体工事中は様々な種類で大量の廃棄物が排出され、処分場に運搬されていきます。この廃棄物を不法投棄などではなく、適正な手順で処理されていることを確認する為の書類を産業廃棄物管理票(マニフェスト)といいます。

マニフェストは廃棄物を処理業者に引き渡すと同時に交付されるので、解体業者が不適正な廃棄物の処理を行っていないかの一つの証拠にもなります。

まとめ

地中埋設物は工事をスタートして、地中を掘り起こす段階でやっとわかるケースが多いので、撤去に伴う追加費用の発生で業者とのトラブルが起こりやすいものです。しかし、支払う必要があるものとそうでないものがあり、悪質な業者は支払う必要のない追加費用を高額で請求してくる場合もあります。

また、施主と業者の認識の違いにより、悪徳業者でなくてもトラブルに発展してしまうケースもあります。

今回解説したように悪徳業者を避けることはもちろん、優良な業者でも事前の確認事項の書面の発行や工事内容の確認、口約束は避けるなどトラブルを避けるためにできることはたくさんあります。

悪質な手口に引っ掛かったり、トラブルの発展を未然に防いで万全な状態で解体工事に臨んでください。

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