建物を解体して駐車場にしませんか?税金対策や土地活用の基礎知識について解説②

岡山市の皆さんこんにちは!ALIVE constructionの佐藤勝彦です。

前回は、解体工事を終えて更地になった土地を有効に活用する方法のひとつとして駐車場経営がありますよ!ということや、駐車場経営のメリット・デメリットについて解説させて頂きました。
さて、今回は駐車場経営を始めるにあたっての駐車場施工のための工事の流れについてや、一言に駐車場といっても様々なタイプがありますのでそれぞれのタイプごとの特徴についてお話していきたいと思います。

駐車場施工のための工事流れ

建築物の解体工事から始まり、駐車場の施工をするところまでの一連の流れはどのようになるのか見ていきましょう!

駐車場施工の依頼方法やや注意点、施工にかかる費用はどのくらいなのかなど細かく確認していきたいと思います。

解体工事と駐車場施工は別々に依頼する?まとめて依頼する?

建築物の解体工事を行い、更地となった土地を駐車場に変えていく場合には、建物の解体工事駐車場の施工の2つの工事を行う必要があります。

ですが、解体工事も駐車場施工も取り扱うことの出来る業者ばかりではありませんので、この2つの工事をまとめて依頼したいと考えている場合には少し特殊な業者探しとなる場合が多いのですが、別々に依頼する場合一緒に依頼する場合の2つのケースにどのような差があるのか見比べていきましょう。

まずは、おおまかな工事の流れについて比較していきたいと思います。
工事工程は以下のような流れになります。

別々の業者に依頼する場合

  1. 建物の解体工事の業者を探す
  2. 建物の解体工事を実施する
  3. 駐車場の施工業者を探す
  4. 駐車場の施工工事を実施する

ひとつの業者にまとめて依頼する場合

  1. 建物の解体工事、駐車場の施工の業者を探す
  2. 建物の解体工事、駐車場の施工工事を実施する

当然ではありますが、ひとつの業者にまとめて依頼するほうが踏まなくてはならないステップが少ないため、スムーズにこの2つの工事を進めることが出来ます。

また、業者探しについてもそれぞれの工事ごとに別々の業者に依頼をするのであれば2つの業者を探さなくてはならない手間がかかりますが、1つの業者に一貫して依頼をするのであれば探す業者も1つだけで済みますよね。

それぞれの工事の依頼をする業者を決めた後にもまだまだやるべき事はたくさんあります。
2つの業者との工事の打ち合わせなどにも時間を割く必要がありますので、1つの業者にまとめて工事依頼をした方が施主様の負担は軽く済ませることが出来ます。

そして、建物の解体工事と駐車場施工工事の2つをひとまとめにして行う場合には、解体工事終了後に駐車場施工工事への移行をスムーズに行うことが出来ますので、工期の短縮を見込むことが出来ます。

工期を短縮すること出来るとその日数分の人件費も減りますので工事費用を抑えることが出来ます。
費用面でいうと、1つの業者に依頼する場合には工事に使用する重機を現場まで回送する回数も減りますので、このような点から考えてもまとめて依頼する場合のメリットは十部にあると言えます。

とりあえず解体工事を行い更地にしてしまってから、後に土地の活用法を考えていきたいといった場合には一旦は解体工事だけを業者に依頼することとなります。
ですが、解体工事を行う前から駐車場として以後は活用することを決めているのであれば、2つの工事を一緒に依頼した方が時間の面でも費用の面でも施主様の負担を軽減することが出来ますのでおすすめです。

駐車場のタイプや形状ごとの特徴

アスファルト舗装のイメージ

解体工事終了後の更地を駐車場に変えていく為には、いったいどのくらいの費用が必要なのでしょうか。

ひとことに駐車場と言っても、舗装をするかどうかでも費用は変わりますし、月極駐車場にするのかコインパーキングにするのかといった経営方法の違いによっても設備投資にかかる費用が変わってきます。
このように駐車場にも様々な違いがありますので、それぞれに具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。

舗装の費用相場

駐車場の舗装方法は主に3つの方法に分かれます。
1つ目は砂利、2つ目はアスファルト、3つ目はコンクリートです。

これらの3つの舗装方法の特徴や費用相場はどのくらいなのか見ていきましょう。

砂利

施工内容費用相場
砂利2,000~5,000円/㎡
車止め5,000~8,000円/個
区画用ロープ10~30円/m
ペグ(ロープ固定用)300~500円/本

砂利の駐車場は比較的簡単に安い初期投資金額で始めることが出来るのが一番の魅力であると言えます。

建物の解体工事さえ業者にしてもらえば、あとは施主様ご自身で砂利を敷き、区画用のロープを張って駐車場にしていくことも可能です。

アスファルトやコンクリートで舗装する場合には地盤を掘削してから舗装しますので、車体の重量に耐えることが出来る地盤作りをしますが、砂利を敷く場合には地盤は未舗装となります。

車体重量への耐久性が一段劣りますし、見栄えがあまり良くないなどの理由から駐車場料金は低くなる場合が多いです。

とは言っても、簡単に始めやすい点から駐車場経営者には人気のあるタイプです。

アスファルト

施工内容費用相場
アスファルト舗装5,000~8,000円/㎡
車止め5,000~8,000円/個
区画分けの白線1万~3万円/台

1つ目の方法としてご紹介しました砂利と比べると耐久性があり、コンクリートよりも安価であるのがアスファルト舗装の特徴です。

アスファルト舗装、コンクリート舗装は初めに地盤の掘削をしてから舗装工事に移りますので、その分掘削費用などが追加で必要になります。

アスファルトは表面が固まりやすい材質ですので、工期が短く済む点や、水はけが良い点などがメリットとして挙げられます。

とは言ってもコンクリート程の強い耐久性はありませんので、ひび割れなどのトラブルはそこそこ起きてしまいますのでメンテナンスが必要にはなります。

このように定期的な補修工事を行う必要があるので、駐車場として運用をしていると案外メンテナンス費用がかかってしまうということも想定されます。

コンクリート

施工内容費用相場
コンクリート舗装8,000~1万2,000円/㎡
車止め5,000~8,000円/個
区画分けの白線1万~3万円/台

コンクリートは固くて頑丈な材質だけれども、それなりにお値段が張ります。

砂利やアスファルトと比較するとかなり耐久性が高いのでメンテナンスの費用があまりかからない点や、維持管理にかかる労力が少なく済む点などがメリットとして挙げられます。

コンクリートの単価自体が高額ですので、広い駐車場を作ろうと検討している場合の初期投資金額は馬鹿になりません。
また、駐車場経営をしていく中で「土地の運用方法を変えたい」と思った場合にはまた解体工事をしていく必要が出てきますが、この時にはコンクリートの強い耐久性が仇となり工事費用がかさむ場合もありますのでよく検討したうえで採用した方がいい方法と言えます。

駐車場経営の方法

駐車場は主に2つに分類することが出来ます。
月極駐車場とコインパーキングです。

では早速この2つの駐車場の特徴にはどのような違いがあるのか見ていきましょう。

月極駐車場

月極駐車場のイメージ

駐車場利用者が1ヶ月単位のマンスリー契約をして、駐車場を利用するのが月極駐車場です。

メリットとしては、中長期での安定的な契約があれば収入も安定してくる点ではないでしょうか。

また、コインパーキングの経営をするには駐車場出入り口のバーや精算機などの設備が必須アイテムとなりますが、これらの設備を設置しなくても良いので、初期投資金額も安く抑えることが出来ます。

最も簡単な方法で始めるのであれば、砂利を敷き、ロープで区画整理をするだけで駐車場として運営していくことが出来ますので挑戦しやすいです。

月極駐車場は比較的安定した収入を得やすい為、複数台の契約を見込めるのであれば以外と簡単に経営が軌道に乗ってきます。

コインパーキング

コインパーキングのイメージ

駐車場の契約者ではなくても誰でも利用することが可能です。
主30分~1時間単位の区切りで駐車場を利用するのがコインパーキングです。

コインパーキングの経営をするには、ロック板や精算機などの設備を設置する必要があります。
なので、月極駐車場と比較すると初期投資金額が多くかかりますし、その後の設備の維持管理も必要なので駐車場経営を始めるには少しハードルが高いと言えます。

コインパーキングでの収入は、その稼働率次第で大きく変動します。
立地によっては駐車場の需要がかなりある場合もありますので、そのような場合には大きな収入を得られると言えるでしょう。

ですが、敷地面積が狭く5台程度しか駐車出来ないような場合にはやめておいたほうが良いかもしれません。
あまりにも駐車可能台数が少ない場合には初期投資にかかったコストの回収も難しいのであまりコインパーキング経営には向いていないのです。

また、駐車場の運営や管理を自分でするのは大変であるといった場合には、費用だけは施主様ご自身で負担をして、あとは専門業者に委託するといった方法もあります。

月極駐車場とコインパーキングそれぞれにメリットとデメリットがありますので、どのように運営していくのかは、コスト面はもちろん駐車場の需要などもしっかりと調べて準備を行ったうえで吟味していくと良いでしょう。

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